ホワイトシリーズ レクタングル浅型
一石三鳥の琺瑯容器
下ごしらえ、調理、保存を兼ね備えた優れた一石三鳥の琺瑯容器。
表面のガラス質が雑菌の繁殖を防ぐので、食材や料理の風味と質を変化させにくくなります。また、そのガラス質のおかげで、化学物質や金属イオンが溶け出ることがありません。
また、直火、オーブン、冷蔵はもとより冷凍もOK。容器のまま下ごしらえして、保存、調理なんてこともできてしまう便利さはたまりません。今の冷蔵庫事情に合わせたサイズの展開も、かゆいところに手が届くうれしさです。
琺瑯製品の特徴
●内容物を変化させにくい。
表面がガラス質のため、細菌の繁殖を防ぎ、化学変化を起こさないので食材の風味や味が変わりにくいのです。
●保温性・冷却性に優れている。
熱伝導率がよく、保温性があるのですぐにお湯が沸きます。冷却性もあるので、生鮮食品やおかずの残りものの保存に適しています。
●酸・塩分に強い
酢の物や梅干し、味噌、ジャムの保存もできます。
●熱に強い
表面のガラス質は800℃以上の高温で焼き付けています。ガス火にかけることはもちろん、家庭用オーブンの最高温度200〜300℃でも使用できます。
●においがつきにくい
においの強い食材を入れても、においが移りにくいので安心です。
●環境ホルモンを出さない
鉄とガラスのみでできているので、金属イオンや化学物質がでません。
琺瑯って何からできているの?
英語では、「vitreous(ガラス状の)enamel」、米語では「porcelain(磁器の)enamel」と呼ばれ、鉄やアルミなどの金属に、シリカと呼ばれるガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものを指します。丈夫だけれど錆びやすい金属質。腐食や摩擦、酸や薬品に強く、においが付きにくい、だけど壊れやすいガラス質。その2つの素材のいいところを存分に活かしたものが琺瑯です。
病院などで使用する衛生用品、業務用厨房用品、化学薬品を入れる容器、理化学用品等の製造をしてきた野田琺瑯さん。その後、琺瑯は清潔で耐食性に優れていることからキッチン用品にまで波及したという訳ですから良さは折り紙付きですね!
琺瑯の歴史
野田琺瑯の創業は、昭和9年(1934年)。もう70年以上も琺瑯造り一筋に歩んでいます。
琺瑯の発祥には、いろいろな説がありますが、エジプトのツタンカーメン王のマスクがはじまりと言われています。なんと琺瑯の歴史は紀元前からあったのです!昔は金や銀を加工して作る七宝焼の装飾品が主なものでした。(七宝とは、金属の中でも特に金銀や銅を下地にしてつくられた装飾、美術品として使われるものをいいます。)
琺瑯製品のお手入れ方法
《洗い方》
台所用洗剤とスポンジ、天然素材のタワシなどで洗って下さい。金属タワシや、研磨剤のご使用はキズが付くのでおやめ下さい。
《空焚きをしない》
必ず水分か油がある状態で調理して下さい。空焚きは表面のひび割れの原因となります。もし、空焚きしてしまったら、水などをかけて急激に冷やさず、自然に冷めるのを待って下さい。
《衝撃を与えない》
落としたり衝撃を与えると、表面の破損の原因となりますのでご注意下さい。
《対応熱源にご注意》
琺瑯製品は電磁波をはじくので、電子レンジは使えません。
《焦がしてしまったら》
1. 焦がしたお鍋にぬるま湯を入れます。
2. 大さじ1の重曹を入れ、かき混ぜます。
3. サラダ油を1〜2滴加え、2時間程置きます。
4. 容器を火に掛けて煮ます。(このとき、重曹+サラダ油が石けんの役目をし、ブクブクと泡立ちます。)
5. 冷めたら中身を捨て、台所用洗剤を付けてスポンジで洗います。
※手作りのため、小さな隆起や点、ムラ、黒い筋などひとつひとつ表情が異なります。また、吊金具に掛けて作業を行う工程がありますので、掛け跡の黒い凹みが残ります。黒色は下釉薬で、上釉薬と同じガラス質ですので、ご使用に支障はございません。