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白木屋傳兵衞
江戸時代の終わり頃、天保元(1830)年に銀座で創業し、その後に銀座の隣の京橋に移り、今まで江戸ほうきを造り続けている白木屋傳兵衛(しろきやでんべえ)さん。国産のホウキモロコシというホウキグサを使って、練達の職人さんがさらにそれを選び分けた江戸箒の老舗です。
江戸時代から、そして明治・大正・昭和・平成と様々な「時代」を超えてきた白木屋傳兵衛さん。「伝統」「老舗」「昔良き日本の姿」を伝えようとしているわけではありません。今現在に、現代の生活様式にあったものとしての「江戸箒」の価値(ポテンシャル)を伝えようとしています。
箒の便利さや昔の人の知恵のすごすごさを実感していただくことが「誇り」となって、いい箒を作り続けていく原動力なんだそうです。「江戸箒」は、これからの「豊かさ」を考え、実現していくための「きっかけ」となる可能性をもった商品だと考えているそうです。
ホウキモロコシというホウキグサ、練達の職人がそれを選び分けて材料とし、編み上げていきます。 そして実用的で簡素なフォルム。同じ草の量でも編み方などで重さが全然違います。白木屋傳兵衛の箒は進化を遂げた箒で、バランス良く、軽い箒を追求していったらこの形になりました。とくに編み込みの美しさは、“江戸の粋”といえるのではないでしょうか。
座敷箒として使い減りしたら洗面所やトイレ用として、さらに使い減りすれば玄関用として、だんだん下におろしていって長く使用していただけるよさもあります。
白木屋傳兵衞のもの