棕櫚(シュロ)のたわし
当たりが柔らかいシュロのたわし。
あけびや籐のかごのホコリ取り、艶出しにも。
たわしといってもいろいろな形があります。左から、「京型」「小判型」「よりどころ」という形の棕櫚(シュロ)のたわし。
固い通常のたわしは、ココ椰子の実の中の繊維を使って作られていますが、棕櫚は同じヤシ科ですが、また違う種類です。その樹皮を使ってつくられているのが、棕櫚のたわしです。一見、堅そうですが、棕櫚(シュロ)はココ椰子より柔らかいのです。
テフロン加工の鍋やフライパンにも!
テフロン加工のフライパンや鍋にも傷をつけず、ガシガシ洗えます!もちろん、まな板やザルにもオススメです。また、たわしが使えない「わっぱ」等にもこの棕櫚のたわしなら使っていただけます
カゴのホコリ取りや艶出しにも!
アケビやヤマブドウ、籐などのカゴのホコリ取りやつや出しにもオススメです。棕櫚の繊維に含まれる天然の油分には、ワックス効果があるためです。大切なカゴを永く使っていただくためにも棕櫚のたわし(ブラシ)オススメですよ。
お取り扱い上のご注意
使い始めは、細かい茶色い粉がでます。これは棕櫚の(シュロ)の粉で、染料や害になるものではありませんのでご安心下さい。使っているうちに出なくなりますが、気になる場合は、最初のうちは紙の上や屋外などで粉を落とすようにしてから使っていただくと、早く粉が落ちきります。
天然素材のため、どうかご了承下さい。
白木屋傳兵衛
江戸時代の終わり頃、天保元(1830)年に銀座で創業し、その後に銀座の隣の京橋に移り、今まで江戸ほうきを造り続けている白木屋傳兵衛さん。
国産のホウキモロコシというホウキグサを使って、練達の職人さんがさらにそれを選び分けて材料とし、編み上げてゆくのが、江戸箒と他の座敷箒との違いです。
また、実用的で簡素なフォルムが余計なものをそぎ落とし、より美しいフォルムに行きついたとも言えるでしょう。もちろんフォルムだけではありません。同じ草の量でも、編み方などで重さが全然違います。バランス良く、軽い箒を追求し進化したのが江戸ほうきなのです。特に編み込みの美しさは『粋』そのものです。