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第3世界ショップ

日本で初めてのフェアトレード事業
1986年に日本で初めてフェアトレードを事業とする「第3世界ショップ」ができました。「第三世界」という名称は、1955年に開かれた有名なバンドン会議で、米ソの冷戦下における「第三極としての第三世界」を呼びかけたことからきています。多様性を認め合うこと、これまでにない新しい選択肢をという想いが込められています。
フェアトレードとは一般的に、「途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に輸入・販売することで、生産者の生活向上を支援し、貧困問題の解決を目指す貿易の仕組み」と言われます。私たちの取り組みは、生産者と直接対話する「顔の見える関係」を築き、栽培方法や生産過程を詳細に確認することはもちろん、生産者の取り組み姿勢に共感できることを最も大切にしています。
出会いに恵まれた第3世界ショップの生産者は実に多様で、何か一律の条件で選んできたわけではありません。困難な問題に対してお互いに知恵を絞り、厳しく議論しながら関係を深めてきました。その過程を振り返ると、いわゆる一般のフェアトレードの定義には当てはめ切れない活動になっています。
生産者パートナーとはお互い切磋琢磨して成長していく対等な仲間であり、支援とはちがいます。パートナーは途上国だけではなく、解決すべき問題は貧困だけではありません。環境破壊、地域の過疎化・高齢化、後継者難、伝統的な文化や技術喪失といった国内と共通の問題です。
そんな第3世界ショップのスタッフと生産者の顔の見える関係を丁寧に築き、安全性や高品質な商品を生み出しています。
第3世界ショップのもの