ビーワックスリップクリーム(ミツロウリップクリーム)
ネパールの自然の贈りもの
色々使えるミツロウのリップクリーム
原料は3つだけ
使う素材は3つ。自然の恵みを集めて丁寧に手作りしました。
ネパールの野生のミツロウとヒマワリオイルをベースに、標高が富士山よりも高い場所に生えている高山シャクナゲの精油を加えて作ったリップクリームです。
唇の保湿はもちろん、ハンドクリームとして、ひじやかかと、ネイルクリーム、ヘアワックスにも。 シンプルながらリッチで優しい使い心地のクリームです。 10gも入っているので、通常のスティックタイプのリップクリームの倍の量が入っているので、たっぷり使っていただけます。
防腐剤など入っていませんので、開封後は6ヶ月を目安になるべく早めに使い切って下さい。劣化してしまった場合は、お肌へのご使用は控えていただき、革製品、木製品のお手入れのワックスとしてお使い下さい。
ミツロウ(ビーワックス)
ミツロウは薬としても使われ、軟膏剤が紀元前5000年頃から処方されたという記録が残っています。
自然からの恵みとして、薬、防腐剤等々として、私たちの生活に深く関わっています。保湿性・殺菌性にもすぐれて、コールドクリーム、リップクリーム、軟膏、の基材、床のワックス、粘土、クレヨン等、様々なものに使われてきました。私達の生活になじみ深い素材です。ヨーロッパ等一部地域ではお菓子作りに使ったり、ミツロウでできた蜜蜂の巣をそのまま食べたりする習慣もあります。
ビーワックスリップクリームに使っているのは、ヒマラヤ山麓の森に暮らす野生の蜜蜂「ヒマラヤオオミツバチ」と「オオミツバチ」の巣からとれる2種類のミツロウ。
野生の蜜蜂の巣から採取されるミツロウは、それぞれの季節ごとに自生する植物から蜜を集めるため、色や香りが微妙に異なります。
ミツロウはビタミンB類を含み、肌をなめらかに保湿して、心地よい柔らかな感触を持続させる働きがあります。
ヒマワリオイル
ヒマワリの種から採れるオイルで、肌なじみが良く軽い使用感が特徴です。
軽やかな使い心地と高いスキンケア効果が期待されることから、化粧品の原料やマッサージオイル等に利用されています。
保湿効果が高く、どんな肌質にも合うヒマワリオイルは、リップクリームにすることで、デリケートな唇をカバーし、いきいきとしたツヤをもたらします。
シャクナゲの精油
ネパールにはたくさんの種類のシャクナゲが生育していますが、精油が取れるのは、およそ標高3700〜4700mという高山に咲くシャクナゲだけ。
ビーワックスリップクリームに使っているのは、学名をRhododendron anthopogonという高山シャクナゲです。学名の「ビーズを連ねたような花」という意味にふさわしく、まるで蝋かガラスでできているかのように花弁が透きとおった、清楚で上品な花を房にして咲かせます。
このシャクナゲはネパール語で金の葉の意味の「スンパテ」(スンが金、パテが葉)と呼ばれます。葉の裏が金茶色であるためです。
高山に暮らすチベット系民族のタマン族やシェルパ族の人々は、朝夕にこの枝を焚き、祈りの香としてチベット仏教の神々に捧げます。また、花を摘んで乾燥させ、バター茶に混ぜて、その蜜のような甘い香りを日々楽しむ等、ヒマラヤに生きる人々に愛されてきた伝統的な植物です。
精油を得るのに使うのは、その枝と葉。雨季の花のシーズンが終ったあと、枝や葉が十分に育った秋に、蒸留して精油を集めます。
金色をした精油は、深みのある甘さと涼感ある上品な香りで、穏やかなリラクゼーションの効果があります。
2種類のミツロウ
ビーワックスリップクリームの主成分はネパールの高山に住む、「ヒマラヤオオミツバチ(Apis laboriosa)」と「オオミツバチ(Apis dorsata)」の2種類のミツロウです。ヒマラヤオオミツバチは世界で一番大きな蜜蜂といわれています。断崖絶壁に巣をかけ、ハニーハンティングによって採取され、利用されてきましたが、地域開発や採取の増加、気候の変動により個体数が減少していることがわかりました。現在は蕃殖を守り保護しています。
オオミツバチは世界で2番目に大きな蜜蜂です。ヒマラヤオオミツバチとは違い、森の中に巣をかけ、ネパール、インド、タイ、ミャンマー、ラオス、インドネシア等の東南アジアからオーストラリアにまで広く生息し、個体量も多く、種として安定しています。ヒマラヤオオミツバチの個体量の減少に伴い、2004年からリップクリームの原料に加わりました。
蜂が生き続けること。村の現金収入を維持し、村の人々の生活を守ること。文化を守り、受け継いでいくこと。
そのすべてが無理なく両立できる方法を村の人々と探し、自然と調和し、蜂を守りながら作っています。
シソーの容器
ネパール語でシソーと呼ばれる木は別名インディアン・ローズウッドと呼ばれるネバール特産の木です。食器や家具、楽器、仏像等に使われてきた木材で、磨くほどに味わいのある深く落ちついた色合いに変化していきます。
この器を作っているのは、カトマンズ郊外に暮らす、木工職人の一家です。細い棒に形を整えて、3ヶ月から半年かけて乾燥させます。それから、ろくろを使って棒の中から、形を削り出すように1つずつ器を作っていきます。
まず、大まかに蓋のストックを作った後、クリームを入れる本体を作ります。
本体が出来ると、その径に合わせ、先に作った蓋の内側を少しずつ削り、ぴったりと大きさが合って、外れない蓋を作ります。
そのため、ハマグリのように他の蓋や本体ではぴったりはまらないのです。1つの容器にはたった1つの蓋。
使い込むほど味の出る木の容器ですので、使い終わった後は、アクセサリー入れ等の小物入れとしてお使いいただけたらと思います。
ご使用上の注意
・品質を守るため、夏期の販売は行っていません。
・唇に異常が現れた時は、使用をお止めください。
・自然素材を使用しておりますので、色、香り等若干変わることがありますが、品質には問題はありません。
・乳幼児の手の届く場所、直射日光や高温・高湿、急激な温度変化になる場所を避け、冷暗所に保管してください。
・発疹、はれ、かゆみ、刺激等の異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師に相談してください。
・合成保存料を使用していませんので、ご購入後はお早めにお使いください。
ナイアードのこと質のいいシンプルでナチュラルな伝統的コスメを、現地のスタッフと丁寧に大切に作り上げているナイアードさん。 |